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After The Goldrush
聞くなら、これが最初でしょう。僕はこのアルバムで一気に好きになりました。最高傑作という言葉を使うのならこのアルバムに当てはまると思います。万人に気に入られるアルバムだと思います。もし、聞いてみて気にいらなかったら、もう1回聞いて。それでも駄目なら半年後に。絶対いいから。
後半おしつけっぽくなってしまいましたが、それほどいい、大好きなアルバムです。
おすすめの曲は、全部。1の「Tell Me Why」のギターとコーラスで心奪われました。タイトル曲の2は切ないような曲です。3「Only
love can break your heart」もたまりません。4は少し異色な雰囲気。2,3で感じさせた徒労感が爆発したような曲、完璧な流れです。5の素朴な感じが大好きです。「Till
the mornig come」朝がくるまで起きていたい、少年の心が出てる曲です。レコードだとここでA面が終了、B面にうつるいい曲です。CDじゃ分かりませんが。6、3、9の順にシングルカットされたそうですが、どの曲も本当に素晴らしいです。ラストの「Cripple
Creak Ferry」はアルバムの終わりにふさわしいですね。完成度の非常に高いアルバムです。 |
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Harvest
ニール・ヤングの名声を決定づけた1枚、彼唯一の全米ナンバーワンヒット「孤独の旅路」が収録されています。音楽的な話はおいといて、紹介だけさせてもらうと、全体としてのまとまりが完璧に作り込まれている作品だと思います。前作より一貫性があり、ゆったりと時が流れていくようです。これも全曲おすすめです。自分の感情と風景を一体化させて歌っているいるような印象をうけました。 |
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On The Beach
上にあげた2枚のアルバムでの成功がNeil Youngにあたえた影響をみせるアルバムです。「After
The Goldrush」と「Harvest」は彼の次なるものを求める探求心の足かせとなってしまった。レコード会社もリスナーも同じような音を求め、彼の新しい音楽的世界を築こうとする姿勢には苦難が多かった。そんな中で、悩み、苦しみながらも自分をみつめ考えてつくられたのが、このアルバムです。1曲目「Walk」は光ってます。
彼の出した結論と、次への姿勢を感じる1枚。 |
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ZUMA
おすすめだったら、「Tonight's the Night」をかかすことはできないが、入門となるとこっちをきいてほしい。ドラッグで死んでしまった友人のために作られた「Tonight's the Night」はあまりに重い。それからの復活宣言ともとれる、このアルバムは明るさが少しもどってはいるが、気づけば、ふとのぞかせる、暗い、落ち込んだ部分に、ニールの心情の揺れるところを感じることができ、張りつめた緊張感のある良いアルバムだ。4曲目はニール前向きな姿勢がみられ、この曲は大好きである。それに続く5もいいし、1曲目もいい。名曲揃いの高い作品性をほこる、ニールの中期を代表する1枚。 |
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RUST NEVER SLEEPS
おいおい、気づいたらZUMAの紹介文だけ口調が違うことになっちゃったよ。「Tonight's the Night」を聞いて死を考えながら書いたせいだ。「After
The Goldrush」の紹介文と別人みてぇじゃん。書いてたら疲れたし、最後だし、このアルバム紹介はさらっといこう。パンクロックへの回答、これがこのアルバムです。といってもそれは後半の、レコードではB面におさめられた楽曲がそうで、前半はきれいな、アコースティックです。それだけに後半との対比が鮮やかです。1と9が見事すぎる。この2曲の対比だけのためにこのアルバムはあるんじゃないかと思わせます。「錆び付くより、燃え尽きたい」そう歌う「Hey Hey. My My」が最高にかっこいいです。この、「It's better to
burn out than it is rust」という一節を書き残してカート・コバーンは頭を銃で撃ち抜きました。
「ニールが歌ったのは精神面のことなのに、」ということをよく聞きますが、あそこまでの成功を求めていなかったカートは、これ以上生活を続けても、身も心も錆び付いてしまったのでしょう。ライブにくるのは、ヘヴィメタファンだったカートが最も嫌っていた奴ら、(ヘヴィメタをつぶしたカートを次なるヒーローだと思ったわけです。)インディーズからは商業的と叩かれ、苦しみぬいてリリースした3rd「In
Utero」もイマイチの反応、よりドラッグに溺れていった彼はついに、 って誰の話だよ。どこがさらっとだ。敬愛するニルヴァーナについてはまたやります。
ゴッド・オブ・グランジが生まれた1枚。このアルバムも初期のニール・ヤングも大好きだ。 |